男友「……それなんてエロゲ?」
男「エロゲでも見たことがないやり方だと思うんだが……いや、エロゲには詳しくないから知らないけどさ」
男友「なるほど、知人のフリをして、か。 確かに、その方法はクラスに馴染むにはいい方法かもしれないな」
男(ちなみに彼女の気持ちのことは伏せてあるから、どうして俺を選んだのかは分からないだろうけど……そのうち質問がくるかもなぁ)
男友「それにしても、女さんはやっぱりそういうところがあったんだな」
男「……分かっていたのか?」
男友「いんや、勘だけど」
男「それが本当なら、お前は人を見る目があると思うよ」
男友「褒め言葉として受け取っておくぜ」
男「まぁ、話の大筋としちゃそんなところだけど……何か聞きたいことはあるか?」
男友「そうだな……女さんは、どうしてこの近くに公園があったことを知っていたんだ?」
男「あ、それ説明していなかったか? えっとな、事前に下調べを済ませておいたらしいんだよ。 後で綻びが出ないようにって」
男友「そこまでするのか……結構、底知れない人だな、あの人は」
男「そうだよな。 俺も、油断ならない人だと思う」
?「そう思うのなら、どうしてそんなにベラベラと喋っているのかしら?」