みさえ「旅館って…どうして?」
ひろし「港の倉庫と間違えたんじゃ…」
ボーちゃん「間違えじゃありませんよ」
しんのすけ「お兄さん達は、オラ達を借金取りから逃がしてくれたんだぞ」
みさえ・ひろし「!」
~前日~
しんのすけ「夜逃げ…て、なに?」
ボーちゃん「こっそり誰にも知られない様に、いなくなる事」
しんのすけ「朝にするんだよね?」
ボーちゃん「そう」
しんのすけ「それって、朝逃げじゃない?」
ボーちゃん「…確かに」
ネネ「ちょっと、ややこしいけどね」
ボーちゃん「ただ、普通に夜逃げに協力するって言っても、多分拒否されると思う」
風間「親戚の家に、迷惑をかけたくないから、だっけ?」
ボーちゃん「遺書には、そう書いてあった」
ボーちゃん「だから、夜逃げは促すんじゃなくて…あくまで強制的に」
マサオ「でも、借金取りに化けて、しんちゃんを人質にするんでしょ?」
ボーちゃん「うん」
マサオ「それで、しんちゃんの両親がいう事を聞かなかったら?」
ネネ「この、オニギリ野郎!何て事言うの!此処にはしんちゃんもいるのに!」
しんのすけ「…大丈夫だぞ、マサオ君」
しんのすけ「父ちゃんも母ちゃんも、ちゃんと言う事を聞く」
ボーちゃん「そう。これは『賭け』じゃない」
マサオ「…ごめん」
♪~♪~
ネネ「あ、メール来た!」