そう言って麻美先輩は、目を閉じて俺の方に顔を向けた。
「はっ、はいっ」
俺は麻美先輩の両肩をつかみ、少しずつ顔を近づけた。
唇と唇が、ほんの少し触れた。どうしていいかわからず、そのまま引き返そうか、前に進もうか、逡巡する俺。
麻美先輩はいきなり両腕を俺の背中に廻したかと思うと、自分から唇を強く押し当ててきた。
「んっ、んんんんっ」
唇を強く吸われ、少し遠慮気味だけど舌を絡めてくる麻美先輩。
俺も反射的に唇を吸い返し、舌と舌を絡め合った。
粘膜と粘膜が接触し、唾液が交わる。甘い味がした。
神経がどう関係しているのかわからないが、その強烈な刺激は、再び俺のチンポにもエネルギーを漲らせた。
どれくらいの時間こうしていただろうか、ようやく唇を放した二人。
麻美先輩の顔は、少し紅潮しているようだった。そして、息づかいも乱れてきた。
「あたしだけこんなで恥ずかしいよ。池野君も脱いで」
「え、あ、その……」
「早く!」
「はいッ」
俺はワイシャツのボタンを外し、カチャカチャとベルトを緩め、パンツ1枚になった。
チンポの形が、パンツの上からでもはっきり分かるほどになっていた。
「ちょっとー、池野君、何なのよコレw」
「す、すみません、いや、あの、変なコト考えてたわけじゃ」
「じゃ何考えてたの?」