【※ドラゴンボール※】女性「痴漢よ!痴漢ーー」 悟空「違うって。オラは・・・それに肩じゃねーか」女性「痴漢痴漢ちかーん、誰かー」

悟空「オッス・・・ただいま」

悟飯「あ、お父さん、お帰りなさい・・・」

悟空「あれ、おめー一人か?チチと悟天は・・・?」

悟飯「・・・お父さん」

悟空「ん?」

悟飯「お母さんは出ていきましたよ」

悟空「出てった?なんで?」

悟飯「お父さん、今日、痴漢に間違えられましたよね。テレビでやってますよ」

悟飯、テレビをつける

テレビ「無職孫悟空容疑者が拘置所から逃走しました。繰り返します。無職孫悟空容疑者が」

悟空「な、なんだこりゃあ?オラ、なんもしてねーのに、実名や顔写真まで出てるじゃねーか!」

悟飯「お母さんはこれを見て・・・だから・・・」

悟空「だ、だからってなんだ!オラはなんもしてねーぞ!」

悟飯「お父さんが・・・やったかやってないかじゃ・・・ないんですよ」

悟空「じゃ、じゃあ、なんなんだよ・・・」

悟飯「僕にもわかりません・・・ただ、お父さんはきっと間違えたんですよ」

悟空「な、なんだと!オラは何もしてない!ただ肩に手を置いただけじゃねーか!」

悟飯「お父さん、今日は休んで下さい。
弁護士はサタンお義父さんが紹介してくれましたから」


悟空「な、何を馬鹿いってんだ、悟飯!おめーは・・・はっ」
悟空は悟飯の涙を見た。悟飯もまた憤りを感じているのだ。
悟飯「お父さん・・・お父さんは純粋すぎるんですよ」
悟空「くっ・・・悟飯、オラは・・・!」
悟空は家を飛び出した。悟空は静かな山奥で月を見ながら物思いにふけっていた。
地球の危機を幾度となく救ってきた悟空。楽ではなかった。死を覚悟した戦いもあった。

それでも地球の為に悟空は頑張った。しかし、救われた地球はどうなったのだろうか。性別を理由に

人々は苦しんでいる。

お腹いっぱい食べてる横で餓えて死ね子供がいる。

戦争はなくならない。

核が今も作り続けられている。

悟空が懸命に救った地球の姿がこれなのだ。

フリーザのように力が支配すれば平等ではないのか。

生物は全てセルに吸収されれば誰も苦しまなかったのではないか。

ブウのように何も考えなければいいのではないか。

悟空は考えた。チチに会いたいと思いながら考えた。

なぜ、男性だから、助けてくれないのですか

こんな世の中に産んであげたくない

キャアアアアアアアアアちかーん

女性は帰りましたよwww駅からね(プッ

物資は手渡すとテ口リストに渡してると見なされるんですよ

悟空「オラ、間違ってた。救う星を間違えた」

悟空は思った。今までの苦闘を裏切られた気がした。

悟空「オラが救った地球はこんなんじゃない。
消そう・・・。オラ、この地球を壊す」

悟空は気を高めた。スーパーサイヤ人3となった。

悟空(思えばスーパーサイヤ人3になった時は嬉しかったな。今思えばなんの為なんだろうか。
オラ強くなりたかった。なんの為?)
悟空の脳裏に今まで出会ったたくさんの仲間の姿がよぎる。
悟空(みんな・・・温かった。オラはみんなに出会えたから、幸せだったんかもな。
いや、幸せな気持ちにさせてもらってただけなんか・・・。
みんな、すまねぇ。オラもうこの地球をみてらんねぇ)
その時、ベジータが血相を変えて飛んできた。
ベジータ「カカロットオオォォーーきさま、なんのつもりだ!」

悟空「よぅ、ベジータ。オラ、わかっちまったんだよ。」

ベジータ「わかった・・・だと?」

悟空「あぁ、この星はいらねぇ。いや、そもそもオラがサイヤ人だからわりぃのかな。
でも、オラが地球人でもオラはこの星を愛せたかな」

ベジータ「し、しっかりしろお!!!カカロットオオォォ!」

悟空「どいてくれベジータ。この星は狂っている」

ピッコロ「孫!貴様、なにやってる!」

悟空「おぉ、ピッコロか。おめーもナメック星に帰れよ。
散々この星の人間に差別されてきたんだろう」

ピッコロ「き、きさま、今さら何を」

悟空「オラな、わかっちまったんだ。この星はないほうがいいんだって」

悟飯「待って下さい、お父さん!いったい何を」

悟空「悟飯か、すまねぇな悟飯。オラ今日な自殺しようとした女の子を助けてよ。その子が言ったんだ。
お腹の赤ん坊をこんな世の中に産んであげたくないってさ」

悟飯「お、お父さ・・・」

悟空「悟飯、すまねぇな。産んじまってよ。」

悟飯「ば、ばかな、何を、お父さん・・・何を言ってるんだ・・・」

悟空「心配すんな。この星もろとも一瞬で楽にしてやる。ベジータ、おめーはさすがに無理だろうけどよ」

ベジータ「カカロット、きさま、何を、何を見た、何を聞いたんだ・・・」

悟空「へへっ、わかんねー。わかんねーけど、ただ、こんなに苦しんでたる奴とわがままな奴ばっかな星はあっても意味ねーんじゃねーかな?」

ピッコロ「は、はやまるな!孫!自殺を止めたのにまた殺すつもりか!」

悟空「いいじゃねーか、その子も一瞬さ、へへっ、へへへっ、へへへへへへへへへっ」

ベジータ・ピッコロ・悟飯(だ、駄目だ、もう何が何でも止めないと)

ベジータ「おい、お前ら!カカロットを止めるぞ!三人同時にかかるんだ、いいな!」

ピッコロ「わかった!許せよ、悟飯」

悟飯「仕方ありません!おそらくストレスが原因でしょうから戦っていれば」

ベジータ「希望を捨てろ!カカロットを止めることだけを考えるんだ!
カカロットが死んでも俺達を責めるなよ!」

悟飯「は、はい!(お父さん、一体どうすれば・・・)」

悟空「ハハハハ、おめーらスーパーサイヤ人3に勝てると思ってるんかー」

悟空のボディブローがピッコロにきまる。

ピッコロ「グハァ、そ、孫・・・き、きさま、なぜ人の弱さがわからなくなった・・・?」

悟空「弱さ?弱さをしらねーのは地球人のほうだろ?」

ピッコロ「グ、ガハッ」

悟空と悟飯が組み合いになる。

悟飯「お、お父さん・・・お父さんは間違っていませんよ。ただ・・・」

悟空「ただ、なんだ?」

▼ 続きは次のページにて♪ ▼
前のページへ 次のページへ